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【格付や決算情報をどう考える?】 |
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●生保の決算発表 生命保険会社の決算は毎年5月末(中間決算は11月末)に行われます。 決算の概要は日本経済新聞やその他の新聞において翌日には紹介されますが、最近は各社のホームページや生命保険協会のホームページでも紹介されており、情報は得やすくなっています。 しかし決算発表の内容は専門的なものが多く、一般の消費者には分かりづらいものとなっているのも事実です。 私達一般消費者は決算数値のどこを注目すればよいのでしょうか ●注目すべき指標 決算資料は各社それぞれの体裁をとっていますが、生保によっては「主要業績数値」あるいは「主要項目実績」といった資料を発表しているところもあります。 文字通り主な項目と言うことになるのですが、その中でも一般的なのは「保有契約高」「新契約高」「保険料収入」などですが、生命保険会社が顧客に配布する決算関連資料には、これらに加えて「基礎利益」や「ソルベンシーマージン比率」「格付」などを入れているところも多いようです。 生保関係者であっても各社の全て項目を比較して優劣を決めることは不可能ですので、こうした主要項目を中心にその生保の現在状況を読み取ることになります。 ●決算数値から各社の体力は読み取れるのか? 一時期の生保危機を脱した生命保険会社各社の主要項目の数値は、数年前と比べて急速に回復しており、どの会社も大きな差はなくなってきました。 例えば「ソルベンシーマージン比率」などは、一時期は大幅な差がついていましたが、今では多くの会社が1000(200以上で問題無しとされている指標)を超え、この指標について語ることもあまり意味が無くなって来ました。 その他の項目についても同様に、経営不安の無くなった今日では、各社の体力の差を読み取りづらくなって来ています。 結論を言ってしまえば、よほど大きな差がついていない限り、各社間の体力差を読み取ることは困難だと思います。 ●それでも少しでも安心できる保険会社と契約したい… 「そうは言ってもやはり潰れる心配のない会社に加入したい」と言う方については、国内生保であれば上位3社程度と中堅の堅実な会社、損保系生保では上位数社、外資系のであればプルデンシャル生命やアリコジャパン、アフラックなどに加入すれば、まず問題は無いでしょう。 |
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